社会保険労務士法人リベラル 曽利和彦先生

所在地 東京都千代田区
開業 2007年
顧問先数 52社
スタッフ数 3名

情報共有機能の記事クオリティに満足

HRbase PROでは、主に情報共有機能の活用を考えています。顧問先へのニュース配信は自分では手が回っていなかった部分なので、とても役に立ちますね。

記事を外注した経験があるため、そこにかかる手間とコストは理解しており、HRbase PROのクオリティであれば十分に利用料の元は取れると考えています。

規程作成機能では、就業規則に私の作成した模範例を入れて、メンバーで共有するという「社内管理」の仕組みとしても活用しています。

波乱万丈!?異色のキャリアを積んで開業

就職氷河期に社会に出ました。人材派遣会社で営業職に就いていましたが、経営不振で整理解雇なのに「自己都合退職」と書かされそうになった経験をきっかけに、「これは知らないと大変だ」と思い労務についての勉強を始めました。

社労士も受験しようと思ったのですが、当時は受験資格がありませんでした。その後、受験資格が緩和されてから受験して合格しましたが、すぐに開業したわけではありません。

社労士に登録してすぐに人事業務に社労士受験生を派遣する人材派遣会社を設立したのですが、リーマンショックの影響で廃業。この影響で資金が枯渇したため、しばらくは人材派遣会社に登録して、食いつなぐことにしました。大手企業のウェブ勤怠管理システムの営業の仕事を紹介されましたが、社労士資格があるとプログラマーと同レベルの時給だったので、生活費を最低限に抑えて、お金をすぐにためることができました。

派遣業務終了後、大手企業での人事業務を紹介されます。この派遣先は誰もが知っている大手電機メーカーだったのですが、福利厚生の充実ぶり、大手企業従業員の意識や業務遂行スキームなど、上場企業の顧問先対応で勉強になることがたくさんありました。これは現在の事務所運営にも活かされている点が多くあります。

社労士の武器は、法律知識ではなく想像力

社労士事務所を立ち上げたのは、2007年です。
資格を取ってすぐの開業ではないため、下積み時代も長く、転職回数も少なくはありません。今でいうブラック企業のような会社も見てきました。しかしそれが現在の役に立っていると感じています。

持論ですが、一度労働者の立場に立ったことのある社労士は強いと思いますよ。理不尽な会社で何を思うのか、どのような不利益が生まれやすいのか…リアルに想像できれば、社労士としての対応も変わってくるのではないでしょうか。

手続き業務は、どんどんクラウド化していってもいい

では、社労士の戦う領域はどこにあるかというと、やはりAIではカバーできない部分かと考えています。技術の進歩にはめざましいものがありますが、あと10年20年では「人の感情」は変わらないですよね。

感情を取り扱えるのは、やはり人間です。AIに奪われるのは定型業務だけですから、社労士として「考える仕事」に注力し、専門性を発揮できればよいですね。

今後は社労士もITツールの導入に力を入れ、3号業務のような「人の解釈が必要な仕事」に注力できるよう、業界の仕組みを変えることも必要ではないでしょうか。

給与計算ツールも勤怠管理ツールも、どんどん進化しています。社労士は「代わりに作業をやる」のではなく、「ツールの使い方を伝え、不安があればチェック機能としてお役に立つ」存在で十分ではないか、と考えています。

事務所にフィットする顧問先を

顧問先は紹介のみで獲得しています。紹介者には規模の大きな会社とつながっている方が多く、おかげさまで「社員を大切にし、解決方法を一緒に考えられる」優良企業に恵まれており、さらに価値提供ができないかと工夫をしているところです。

社労士と顧問先は、相性がよければ双方に大きなメリットが生まれますから、私の考えやスタイルは周囲にきちんとお伝えしています。そうするとご紹介でも、相性のよい企業さまとのご縁がいただけるようになります。特にWEBを活用したりはしていませんが、事務所としては特徴がハッキリしているタイプなのではないでしょうか。

過去の経験を活かし、育成にも力を注ぎたい

今後は社労士の有資格者だけではなく、資格がなくても労務の専門知識や経験のある「労務コンサルタントの育成」にも力を注いでいます。現場で役立つ知識を徹底的に学び、知識を顧問先の個別の問題にどう活用するかを考えられる、「知識を知恵にすることができる」若手が育っています。

過去に採用した社労士に、知識しか使えない人がいました。彼らは顧客に対して知識だけで答えるので顧客満足を得ることができず、「顧客の問題解決のために労働法の知識を知恵にするために考えろ」と伝えても理解できない人たちでした。このような社労士は、AIの発達とともに生き残れないのではないか、と考えています。

このような経験から、社労士資格がなくても知識を知恵にすることができる思考力のある人に対して、私が徹底的に教育することで優秀なスタッフに育てることができ、結果、顧客に対して良質なサービスが提供できると確信しています。

社労士業界の課題解決

最近はDXなどという言葉も一般的になりましたが、社労士が社労士の課題を解決したいと思い立ったときに、「何を使うか」はそれぞれかと思います。全員が同じ方向性で取り組まなくてもいいですよね。

HRbase PROは、ITというツールを使ってシステムをつくり、我々は「なるほど、同じ考えだな」と共感できるから、ユーザーとして利用できるわけです。

もちろん機能も大切ですが、つくっている人が業界の課題を理解されているから、こちらも安心できるという面もあります。労務クラウドは社労士の仕事を奪うものではありませんよ。むしろ課題解決のために私たちのできない部分を担ってくれているのですから、我々はITにどんどん投資して、発展してもらった方がいいでしょう。

その方が顧問先にもプラスになりますし、顧問先のベネフィットが得られて初めて、私たちにも利益が生まれ、業界が活性化すると考えています。

今後の機能の充実を期待しています。

 

 

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