shiono

塩野社労士事務所 塩野征吾さま

所在地埼玉県さいたま市
開業2001年
顧問先数40社

社労士の父と二人で事務所を経営しています。

HRbase PRO導入前の課題は、顧問先に対して十分な情報提供ができていないことでした。こちらから課題発見のための有益な情報提供ができるよう、何とか改善できないかと考えていました。

相談顧問としての顧問料をいただいていても、顧問先から相談がない月も発生します。トラブルがないのはいいことでもありますが、それでは関係性が築きにくくなってしまいます。

導入の決め手は情報共有機能

HRbase PRO導入前の決め手となったのは、情報共有機能です。

導入前は紙での事務所報を郵送でお送りしていましたが、HRbase PROではクラウド上ですぐに送信できること、また記事のクオリティが高いことに満足しています。

現在はHRbase PROから週に1本の記事提供がありますが、公開後すぐに顧問先にお送りしています。また自分自身の情報インプットにもなり、とても助かっています。

記事は難しいくらいがちょうどいい

記事のお送り先は主に、顧問先企業の人事労務部署の上長です。HRbase PROの記事の難易度は、やや高めかと感じていますが、だからこそ「情報をありがとうございます」といっていただくことも増えました。

記事の内容はネット検索でわかるレベルを超えており、社労士の私から見ても「こんなところまで調べているのか…」と驚きを感じます。

記事から生まれた質問に対し、かみ砕いて答えるのが顧問社労士のつとめですから、マニアックな方が双方にとってよいともいえますね。

記事を読んだ顧問先からは「参考になった」などのリアクションもいただけるので、ニーズの把握にも役立っています。

父の背中を見て飛び込んだ社労士業界

大学卒業後、メーカーに7年勤務しました。しかしやりがいに疑問を持ち、何度も立ち止まりました。そのとき社労士事務所を経営する父の楽しそうな姿を見て、「やってみよう」と決意し、資格を取得しています。

その後、すぐに父の元には行かず、他の事務所で実務経験を積むことにしました。父も独学で始めた仕事でしたから、一般的な社労士事務所の業務や、新しい取り組みなどを積極的に学んでこよう、という意図がありました。そこで約2年勤務して、現在は父と二人三脚で事務所を経営しています。

大学の専攻とも就職先とも畑違いの、父の背中を見て勢いで飛び込んだ社労士業界ですが、ギャップはありません。むしろ「やりがいのある楽しい仕事だ」と、よいギャップを感じています。

デジタル化をもっと進めたい

父とは、顧問先で担当を分けずに業務領域で分担をしています。私はデジタルツールを使うのが好きで、得意でもあるので、顧問先の業務改善や労務分野のIT化を担当しています。

労務相談業務は父と2人で行いますが、デジタル関係の部分は私が受け持つという役割分担が生まれました。顧問先には、そのときの課題によって父にも私にも相談いただける体制を取っており、これは事務所の強みでもあると感じています。

企業さまには「ツールの活用でもっと楽になりますよ!」ということをお伝えしたいですね。しかし、業務改善が社労士の領域だということはまだまだ浸透が足りません。そして、社労士サイドももっと努力が必要ではないかと感じています。向上心と変革を恐れない気持ちがあれば、専門性をもっと活かせるはずですから…。

業界の中では私も若手ですから、これまでの「社労士の型」を抜け出し、そもそもの在り方を変えていきたいと思っています。

そういう意味では、ユーザー会などでお会いするHRbase PROをご利用の先生たちには同じ視点の方が多く、皆さんアクティブで刺激を受けています。

情報提供は、これからの社労士の必須業務

コンサル型への移行が叫ばれている社労士業界ですが、労務相談を中心とするコミュニケーションは、重要性を増すはずです。

オンラインやクラウドの活用が進めば進むほど、やりとりの頻度や深さに「価値」が生まれるからです。

受け身になりがちな業界だからこそ、今のうちに発信に関する改善が必要です。HRbase PROを活用している先生たちは、その課題に向き合っていらっしゃる方が多いと思いますが…。

実際、こちらから積極的に情報を提供しなければ、突然の契約解除も発生します。「ここがダメだった」とクレームをいただければ改善も可能ですが、大抵は理由もわからない委託解除ではないでしょうか。

ツール活用で、さらなる成長と活躍を

今後は、顧問社労士としての情報共有をもっと効果的に行い、事務所を成長させたいと考えています。

スタッフも増やしていきたいですね。顧問先の人事労務課題に向き合うとき、私たちが本当の意味で共感できなければ、仕事に説得性が生まれません。より信憑性のある回答で、顧問先に喜んでいただきたいと思います。

引き続きHRbase PROを含めた各種ツールを活用して、コンサル型社労士としての活躍を目指します。

 


 

導入事例一覧へ