【導入事例】株式会社SAKELOGYさま「優秀な人が安心して働ける労働環境づくりが、経営者の役目」

導入事例, 就業規則

【導入事例】株式会社SAKELOGYさま

「優秀な人が安心して働ける労働環境づくりが、経営者の役目」
〜多様な働き方の導入で成果を上げる、ITベンチャーの柔軟人材活用術〜

日本酒のデータベースを利用した、日本酒メニューの作成システム「SAKELOGY」を提供する株式会社SAKELOGYさまに、HRbase就業規則を導入いただきました。

株式会社SAKELOGY   ( http://sakelogy.jp/ )
代表者:星野翠
社員人数:業務委託契約を中心に16名
今回の就業規則:新規作成

「SAKELOGY」は、飲食店や小売店が自店の日本酒銘柄のデジタルメニューをクラウド上で簡単に作成できるサービス。蔵元提供のデータを元に、好みの味を発見できたり、料理とのマッチングができる、いわば「ITを使った日本酒ソムリエ」のような機能を果たします。

ITベンチャーらしく、多種多様なスキルを持つ業務委託契約のメンバーとうまく手を組んでいる株式会社SAKELOGY。
とにかくスピーディーに事業展開を進めている星野翠さんが、どうして就業規則を作成しようと思ったのか、そして作成した就業規則を今後どのように活かしていく予定なのかを、お聞きしてきました。

【写真】SAKELOGY代表、星野翠さん。
子育てをしながら日本全国を飛び回り、蔵元と酒販店、飲食店をつなげる活動をしている。

 

就業規則をつくろう!と考えたキッカケを教えてください

1人目の正社員としてママさんを雇用することになったためです。

業務委託契約でも良かったのですが、保育園へ申請する際に、業務委託では個人事業主と同じ扱いになり点数が下がってしまうということから、正社員雇用を決めました。

社員1人の雇用であれば就業規則の作成義務がないのは知っていますが、私は、優秀な人が安心して働ける労働環境づくりが経営者の役目で、就業規則はその一端であると考えています。

本来は勤務時間などのルールを厳密に決めなくても、自由な時間に働いてもらえたらいいのですが、さすがに会社としての「公的ルール」も必要です。

また、今後は正社員が増える可能性も考え、たたき台として就業規則を作成しました。

勤務形態に特徴があるということですが

今は16人の業務委託スタッフに働いてもらっています。弊社専属なのは数名ですが、クリエイターが多いので、働く時間や場所も個人にお任せしています。

業務委託がここまで多いと、びっくりされることも多いのですが、双方にメリットもあります。働く側は自分のペースで勤務できますし、必要なツールや本も、各自の意志で経費として落としてもらえるので、合理的だと感じています。

正社員では公平性を保ち明確なルールを決める必要もありますが、バリバリ仕事を進めるときに、いちいち予算や稟議などが必要だと、事業はスピードダウンします。個人で働いている方たちはご自身のスキルアップへの意識も高いので、見合った報酬をお渡しすることで、PCのスペックも書籍購入も自由にしていただけたら…という想いで手を組んでいます。

会社としても、いい方にめぐり合ったらすぐに業務委託として加わっていただけます。正社員が多い方がコミットメントは高まるのかも知れませんが、とにかくベンチャーはスピード感が重要なので、プロ意識の高いメンバーが集まって、ギュッと仕事ができる環境の構築は最優先ですね。

まさに「多様な働き方」ですが、雇用管理で困ったことはありませんか?

今まで、労務のトラブルに出会ったことはありません。

業務委託契約書はつくっています。辞めたいときは、1カ月までに申し出てもらいますが、こちらから辞めていただくときは3か月前までにお伝えします。安心して働いていただきたいのと、できるだけ長期間、一緒に走って欲しいと思うからです。

業務委託やフリーランスという働き方は、まだまだ不安定だと感じていますが、だからこそ仕事で守りに入ってもらいたくないと考えています。

社労士コメント

正社員であったとしても、法律上、解雇は30日前までに申し出たら可能です(諸条件はあります)。
雇用ではない業務委託で、3か月と設定しているのはかなり長めですね。

今回の例の成功の秘訣は、業務委託であっても「人の使い捨て」ではなく、会社側がある程度責任を持つ意識で、雇用に近いスタイルで業務委託契約を結んでいることです。そのため、双方の利害が一致し、事業がスピーディーに進められています。まさに次世代のマネジメントといえるでしょう。

残業など、時間管理についてどのようにお考えでしょうか

雇用に近いスタイルではありますが、では「残業管理をしているか」といわれると、していません。

重たいタスクの期日が迫っているときは、24時間コードを書いている人も、深夜に仕事をしている人もいます。もちろん休日は取っていただきますが、フリーで働いている方の自己管理にお任せするしかない部分もあります。

ただし、そんな切羽詰まることは、年間1回あるかないかです。また、弊社のようなサービスローンチ直後のベンチャーでは「文化祭の前夜祭」が続いている状態なので、調整が難しいのも事実です。

正直、厳密な管理がいいとも思えません。たとえば今回雇用したママさんは、保育園のお迎えで一回抜けますし、授乳のタイミングもあるので、一般的な時間帯で8時間働くことには無理も出てきます。

私もそうでしたが、子どもを寝かしつけて再度PCを立ち上げる時間となると、深夜になることもありますよね。これも人に寄るので、とても難しいのですが…。

だから、その人が一番「能力を発揮しやすく、働きやすい時間帯」に、仕事をしてもらえるのがベストと考えています。

社労士コメント

今回の就業規則では、フレックスタイム制を導入されていますが、これによってママさんも働きやすいルールになっていると思います。業務委託の方も勤務時間が自由なため、違和感なく一緒に働ける状況がつくれています。

なお、フルフレックス制度にもメリットとデメリットがあります。導入時は、様子を見ながら、深夜時間帯の勤務は避けるなど、ある程度は定める方がいいでしょう。

クラウドで就業規則をつくることに対し、どのようにイメージされましたか?

社労士さんに相談したこともあったのですが、弊社のような変則的ベンチャーの労務をお任せできる方にめぐり合えませんでした。

また、単純に私が多忙なせいなのですが、面談を重ね、「労務管理をどうするか?結果がどうなるか?」をじっくり話し合う時間は取れません。そもそも私に労務の知識はありませんから、顧問社労士さんを頼んでも、何に対してディスカッションしていいのかも不明です。

そう考えると、適切な質問に答えるだけで、クラウド上で就業規則を作成できるのは魅力的でした。どのみち、正社員やパートさんが増えたらブラッシュアップするつもりなのと、明朗会計で、適当な金額かな…と。

クラウド上で就業規則を作成することに、心理ハードルはまったくありませんでした。また、事後にアフターフォローミーティングがあると分かっていたので、まずは70点でいいからつくってみようと、気軽に入力を進められたのは良かったです。

入力に分かりにくいところはありませんでしたか?

質問も単純で、何を聞かれているか、分からないことはありませんでした。ただし「自社のルールをどうしよう…」と悩み始めると時間はかかります。何しろ初めて決めることもたくさんありましたから…。

とはいえ、用語や法律に対する解説や他社データなどのヘルプが充実していたので、検索したり本を開く手間は省けました。とても使いやすかったです。

就業規則の内容は、今後変化していきますか?

今回は正社員の就業規則を作成しましたが、違う雇用形態のメンバーが増えたら、新規で作成しようと考えています。

特に、「働きたいママさん」のパート雇用を進める予定なので、そのときは今回の就業規則に手を入れつつ、パートさん向けにもつくります。

社労士コメント

このような場合は、パートさん用に新規作成しても、今回の就業規則を加筆修正して「パートも含む」にしても構いません。決める基準として、正社員には適用するが、パートさんには適用したくない項目が多い場合は、別途作成することをおすすめします。(たとえば休職や特別休暇などは、正社員だけにするケースが一般的です)

今後の事業展開について教えてください

日本酒の売り上げは、戦後をピークに3分の1まで下がっていますが、まずは日本酒マーケットの規模を元に戻したいと考えています。

インバウンド需要も増えていますし、出荷数量の減少に対し、単価は上がってきています。それは日本酒の希少性や付加価値を評価してもらえている証なので、もっともっとエンドユーザーに日本酒を楽しんでもらうためのシステムを、世に送り出したいです。

日本酒の業界には、ブランディングなどを含め、課題が山積みです。しかし近ごろは現場に若い人が増えたことによって、ラベルがオシャレになってくるなど、いい傾向も見え始めています。

SAKELOGYで蔵元発信の情報を顧客の手元にしっかりと届け、食事とのマッチングを楽しんでもらうことで、「日本酒は難しい」という意識を変え、ミスマッチを防いでいただけるよう、サービス充実に力を注いでいきます。それを一緒に実現する仲間のためにも、必要な労務管理は、的確に行っていきたいですね。

SAKELOGY サイトはこちら


あとがき

どのように業務委託メンバーを見つけているのかお聞きすると、「SNSで、いいデザインを描いている方などにDMを送ってスカウトします」と、なんとも現代的な返答が。事業構想からスピーディーにサービスリリースまで漕ぎつけた秘訣は、まさに「無駄なく本質的な行動」だと感じました。

そんな星野さんに、「HRbase就業規則、5点満点なら、4.8点です」とおっしゃっていただけたのは、弊社としても嬉しい限りでした。

HRbaseでは、就業規則を作成したあとのアフターフォロープランも充実しています。SAKELOGYさまには、月額5,000円の「ライトプラン」にご加入いただきましたが、上記のような就業規則のマイナーチェンジは、ライトプランの範囲でカバーも可能でしょう。スタートアップ企業は労働形態が変わりやすく、適宜、就業規則の見直しが必要になります。就業規則のブラッシュアップを検討する際にも、HRbaseを有効活用していただけます。

 

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