お話いただいたのは

事務所名クリーロ企業文化研究所
所在地千葉県千葉市
代表社員
特定社会保険労務士
大沼恭子さま
スタッフTさま
HRbase PRO導入時期2022年2月

「企業文化研究所」という事務所名の理由

ー事務所について教えていただけますか

大沼
クリーロという事務所名はロシア語の「翼」から取りました。
ご提供サービスは一般的な社労士事務所と同じですが、未経験からの開業だったため手続業務を一番に打ち出しにくいという気持ちと、「経営者の話を聞くのが好き」という持ち味を活かしたいという想いから、働く環境整備サポートを軸にした事務所づくりを進めています。

「企業文化研究所」という名称も、創造的な会社の土台は社風や経営理念が社員と共有されてこそという気持ちから付けました。社風や経営理念が反映された就業規則作成などにも取り組んでいます。

大沼さま

ーまさに労務管理を企業文化に活かすサポートをされているのですね

大沼
とはいえ、手続き業務もお受けしています。最近はスポットのご依頼から始まって、企業文化醸成のお手伝いをすることも多くなってきました。

顧問先は社長ひとりの会社から、社員160人の会社まで規模も業種もさまざまです。声をかけていただければ何でもする姿勢を大切にしています。

ー人事労務、とくに企業文化にご興味を持ったきっかけはありますか?

大沼
はじめから大きなビジョンがあって開業したわけではありません。主婦をしながら働いていたとき、社労士の資格を取った同僚がおり興味を持ちました。軽い気持ちで挑戦し、今に至ります。まさか自分が開業して事務所を構えるとは、思ってもいませんでしたが、合格後になんとなく入った開業塾で「起業に向いている」といわれ、じゃあやってみようか、というスタートです。
しかしやってみると面白い仕事ですし、やりがいも感じています。

「求人が光って見えた」未経験スタッフとの二人三脚体制

ーご開業からおひとりで経営されていらっしゃったのでしょうか

大沼
2012年8月の開業からしばらくはひとりでやってきましたが、今はスタッフを雇用しています。

T
入社して1年半ほどになります。行政書士の資格を持っており士業事務所勤務経験もありますが、人事労務の経験はまったくないまま入社しました。

ーTさまの入社経緯を教えてください

T
娘を産み、しばらくは育児に専念したいと専業主婦をしていたのですが、あるとき娘から「ママ、働いていいよ」っていわれたんです。びっくり仰天して、「じゃあママ、お仕事探してみるね」といって近隣で仕事探しを開始しました。 そのときクリーロ企業文化研究所を発見したのですが・・・不思議なのですが、その求人だけ光って見えたんですよね。
気になって早々にコンタクトを取らせていただき、大沼とお話ししたのですが、非常にフラットな感覚で「子育てしながらでも能力を発揮したい方を応援する」という姿勢に共感し、働き始めることとなりました。

大沼
ちょうど手続き業務が増えてきて、ひとりでは手が足りなくなりつつあったので、条件に合う方が来てくれてありがたかったです。お互い同じエリアに住んでおり、何かあったら助け合える体制を取っています。
もともと、子育てや介護中でも自分の持ち味や能力を活かして働きたいと思っている方に来て欲しいと思っていました。自律的に、学び合いながら進んでいける事務所だといいな、と。

T
とはいえ私も、公文書等にアレルギーがないという程度のゼロスタートです。 入社後すぐに、大沼に「インターネット検索より信頼できるから」とHRbase PROを教えてもらったことを覚えています。不安がないわけではありませんでしたが、少しづつできることが増えてきました。

ーHRbase PROの導入は、Tさまご入社の前でしたよね

大沼
そうですね。HRbase PROの三田社長からSNS経由でご連絡いただいたのが、サービスを知ったきっかけです。ちょうどお安く導入できるタイミングだったので、お試しのつもりで契約しました。使い始めて2年ほどになりますが、機能は充実してきていますね。

いろいろ助かっていますが、先日ちょうど、従業員が妊娠されたときのご相談を受けました。労務管理ガイドに「女性従業員が産前産後休業・育児休業を取得するとき」という項目があったな・・・と思い出し、HRbase PROの資料をそのまま送ったんですよ。それまでは私の手作りのパワーポイントを送っていましたが、せっかくHRbase PROにあるのだから使おうと思いまして。

すると顧問先に「これ、大沼さんがつくったのですか!?」と聞かれました。 本当は「はい」って言いたいところですが、「実はこの資料はHRbase PROというサービスのものなんですよ!」とお伝えし、活用いただきました。このように顧問先にすぐ渡せる、しかもきれいで見やすい資料が入っているので助かっています。

検索スピードを上げる、毎週の新着資料チェック

ーよく資料一覧をお使いいただいているということですが、調べ物があったときに検索する感じでしょうか?

大沼
もちろん具体的に知りたいことがあるときはキーワード検索をしますが、新着資料の更新のお知らせが届いたタイミングで、どんな資料が増えたかを毎週見ていますよ! 
使うときは、特にQ&Aの活用頻度が高いです。自分の復習にも使いますし、日頃から新着のQ&Aもチェックしているので「この質問あったな」と検索することも多いです。日本語も分かりやすいので助かっています。

ー日常的に資料を検索いただいているのですね。

T
資料一覧で私が助かっているのは、根拠情報へのアクセスが簡単なことです。 初心者のうちはネットを調べるのにも一苦労でしたが、HRbase PROは根拠法令などの関連情報にすぐに飛べるのがありがたいです。今では検索エンジンと同じように、知りたいことを何でも聞いています。

大沼
HRbase PROには基本的な情報が網羅されているので、安心です。 ただし労務相談には変わったものもありますよね。たとえば、youtubeチャンネルを運営している顧問先から「登場している社員が退職したとき、その動画は削除しないといけないのか?」という質問が来ました。

このような労務相談は、HRbase PROでもネットでも解決しません。著作権、肖像権など専門外の内容をどう就業規則などに反映するかはなかなか難しいですよね。社労士は、時代に合わせて生まれてくるさまざまなジャンルの質問に対応する必要がありますから、HRbase PROにもそのあたりを期待したいです。

労務管理ガイド

ー労務管理ガイドはどうお使いでしょうか?

大沼
労務管理ガイドはとても便利ですね。手続きや労務相談は、頭の中である程度「こうすればいい」とイメージできても、改めて進め方や注意点を調べる必要が出てきます。そのときは労務管理ガイドを開くことが多いです。社労士が欲しい「ちょうどいいところ」にフォーカスしてつくられている感じがあります。

T
私も労務管理ガイドを重宝しています。手続きの流れを俯瞰でき、今自分が何をやっているのかに立ち戻ることができる機能はとても便利です。

クラウド活用と事務所の未来

ー先生のデスクを拝見しても、かなり効率的に情報管理を行われているようにお見受けします。

大沼
気になるツールは結構すぐに入れてしまうタイプです。何ごとも自分で使ってみないと分かりませんよね。リモートで仕事をする日も多く、事務所も自宅も同じ環境にしようと思うと、クラウド活用一択になります。

T
ペーパーレスを実現しており、紙での情報蓄積はしていないのですが、時間をかけて調べた履歴がHRbase PROの中に溜まっていくのはとてもよいと思っています。私が苦労して調べたことを私だけで終わらせず、次に入社される方も活用できる環境をととのえたいよねという話は、よく大沼ともしています。

ー労務相談に関連するあらゆる情報をHRbase PROで管理していただけているのは、とてもありがたいです!

大沼
情報検索と、顧問先への情報提供という点ではなくてはならないツールです。 今後の課題は、時短のための活用です。まだまだ使いこなしが必要だと感じています。

T
週に3日出社していますが、HRbase PROには必ずログインしていますよ。 情報の正しさに関しては信頼しきっているので、もし間違っていたら・・・なんて微塵も考えずに、HRbase PROを活用しています。

ー最後に、事務所の今後の展望をお聞かせください!

大沼
将来的にはもっとスタッフを増やしたいと考えています。顧問先を増やすという意味の拡大志向とは少し違って、さまざまな世代の人の考えを聞きながら発展させたいという想いを持っています。

私ひとりで考えても、アイデアには限界があるじゃありませんか。そうではなく多様な意見を融合できれば、 思いもつかなかった世界に向かえると思っています。

また個人の持ち味を活かすことも重視しています。働く時間などに制約があっても、その人らしく自己実現できるような、そんな事務所をつくりたいです。

いつかショールームのようなオフィスをつくりたいとも考えています。ともに働ける仲間づくりを進め、お客さまにも喜んでいただける体制を目指したいですね。

ー貴重なお話をありがとうございました。引き続きHRbase PROを「労務相談に強い事務所づくり」にお役立てください。

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