2021年に社会保険労務士事務所向けに販売を開始したHRbase PRO。日本で初めての労務相談特化型ツールということで、提供当初は「必要性をご理解いただくにはどうすればいいか」に試行錯誤していました。

そんな中、HRbase PROの第1号ユーザーになっていただいたのは、さいたま市の原口健先生。ITに明るく、多くの顧問先を抱える先生に「これからはこのようなツールが必要」と即決いただけたことは、HRbase PROにとって大きな励みになりました。

2024年11月、HRbase PROは運営会社の社名を株式会社Flucleから株式会社HRbaseに変更し、次のステップを踏み出そうとしています。

そこで今回は、第1号ユーザーである原口先生と、同じさいたま市で社会保険労務士と中小企業診断士のWライセンスを持ち、クライアントに対して同じ価値観を共有する仲間である塩野先生、深坂先生、萬屋先生にお集まりいただき、大きな共通項である「労務コンサル」としての価値提供について、そしてその仕事の楽しさについてじっくりとお話をお聞きしました。

お話いただいたのは

原口社会保険労務事務所
(埼玉県さいたま市大宮区)
原口健さま
塩野社労士事務所
(埼玉県さいたま市浦和区)
塩野征吾さま
エンディール社会保険労務士事務所
(埼玉県さいたま市岩槻区)
深坂祐希さま
Yorozu屋社会保険労務士オフィス
(埼玉県さいたま市大宮区) 
萬屋志朗さま

世代を超えた「コンサル系社労士」のコラボレーション

ー皆さま全員が社会保険労務士と中小企業診断士のダブルライセンスをお持ちで、コンサルティングを中心にサービスをご提供されていらっしゃいますね。お仕事のコラボレーションも生まれているとお聞きしましたが…

原口
私はさいたま市で、社労士制度ができた56年前に父が開業した事務所を引き継いでいます。私が継いで30年ほどが経ち、顧問先は約130社で手続きや給与計算も対応していますが、二代目の付加価値としてコンサルティングに注力をしています。

この中では私が一番年長ではありますが、このメンバーにお仕事をお願いすることが増えてきました。信頼して協業できる若手の先生に囲まれ、仕事の幅が広がっているのは嬉しいですね。

ちょうど今、弊所のお客様で事業規模の拡大に伴って、新たな人事制度の導入と勤怠管理のクラウド化のご相談がありましたので、大手企業の人事で活躍された萬屋先生にメインをお願いして、私がその補助となる形で協業でのコンサルティングを始めています。

原口さま

塩野
私も二代目で、父は原口先生と懇意にさせていただいておりました。顧問先は約50社で、医療介護関係の企業さまが多い傾向にあります。
社労士事務所同士ではなかなか案件の協業が生まれにくい傾向にありますが、中小企業診断士は専門分野が分かれているため、自分が不得意な分野があっても「この先生にお願いしよう」というコラボレーションが生まれやすいですね。

塩野さま

深坂
私は開業して5年目になります。以前は人事系のコンサル会社に勤務しており、社労士より先に中小企業診断士を取得しています。原口先生とは中小企業診断士の研究会で知り合い、社労士事務所の勤務経験がなかった私にいろいろ教えていただきました。
顧問先は、創業したての企業など、少人数の会社が多いですね。コンサルは時間がかかるので、仲間と協業できることがありがたいです。

深坂さま

萬屋
私は事業会社7社で人事を17年ほど経験してから中小企業診断士と社労士を取得して独立しました。社労士登録してからはまだ間もないこともあり、受注するのは組織・人事系や、PMO・BPR等のコンサルティングがほとんどで、手続き系はまだ少ないです。しかしせっかく社労士登録をしたので、そちらも進めていきたいと思っています。

萬屋さま

ー社労士の付加価値としてコンサルティングを提供していらっしゃるのが原口先生と塩野先生。そしてコンサルタントとしてのスキルに労務の専門性を追加しているのが、深坂先生と萬屋先生ということですね。

原口
そうですね。
コンサルというとカッコよく聞こえますがバランス感覚が必要で、経営に関する基礎理論を無視したようなオリジナリティで仕事をされると顧問先にご迷惑がかかります。特に人事労務コンサルの分野は「先進的な評価制度を導入すればたちまち組織が活性化される」なんてことはあり得ず、地道に時間をかけて改善していくことが必要となります。

このメンバーは何より「顧問先に対していい仕事がしたい」ということを第一に考えており、価値観が合うと感じています。

労務相談はクリエイティブな仕事!

ー先生たちの元には、どのような労務相談が舞い込んでくるのでしょうか。

原口
弊所は労務トラブルの相談が多く、もしかすると社労士より弁護士の先生とのお付き合いの方が人数が多いかも知れません。しかし私はパスが得意なので(笑)、お客様にとってベストであると判断すれば、弊所だけで抱え込まずに「これはこの先生」というようにどんどん依頼を出し、チームで解決することが多いですね。

深坂
私のところには、創業直後で労務知識の少ない社長さまからの、基本的な労務相談が多いですね。時折ヘビーなご相談もやってきますが、1人でやっているため、リスクがあるときは弁護士の先生に相談します。

塩野
私のところには、小さなトラブルのご相談がコンスタントに舞い込むことが多いです。ただ、事業規模が大きな顧問先では人事の方がある程度対応された後になりますから、私のところにやってくるときには相談内容がグッと重たくなっていることがほとんどで・・・。

ーそれは大変ですね・・・。

塩野
大変ではあるのですが、1号2号の定型業務と違って、労務相談という非定型業務には刺激もありますし、解決を目指して試行錯誤できるクリエイティブな仕事だと思っています。後日、顧問先から「おかげでトラブルなく解決しました」とご報告を受けるととても嬉しいですし、コンサルは楽しいですよ!

萬屋
私のお客さまは比較的大規模の会社が多く、私自身も大手企業で人事をやっていたため、「こうだろう」という自分なりの標準回答は持っています。
しかし責任を持って回答するためには法的根拠を調べ尽くす必要がありますから、HRbase PROではその不安部分をカバーできることを期待しています。

HRbase PROで回答クオリティを担保

ー萬屋先生から、HRbase PROの名前を出していただきました。そこで、先生方のような専門性とご人脈をお持ちの方々がHRbase PROにどのような価値を感じていらっしゃるかお聞きしたいです。
特に社労士歴の長い原口先生は、HRbase PROなど使わなくても頭の中に労務相談の答えが入っているのではないでしょうか・・・?

原口
入ってるわけないですよ(笑)!
もちろん経験も長くなりましたし、常に最新情報のキャッチアップはしていますが、その分知識がこんがらがってしまっている可能性があるので、最近では調べ物はすぐにHRbase PROに頼っています。

深坂
私も、問い合わせがあったときはまずは「自分なりの答え」を出しますが、抜けている視点がないか、最新の情報になっているかなどはHRbase PROで確認します。自分の回答を担保するための最終チェックツールですね。

原口
私は長くやってる分、皆さんよりも知識のアップデートが必要です。ネット上の古いサイトは信用できませんから、HRbase PROのように最新の法改正に対応してあると、とても助かります。まさに「ベース」となるツールだと思っています。

深坂
情報自体はネットに転がってるけど、信憑性が危うい。でもHRbase PROならそのまま使えるという安心感は大きいです。

塩野
私も、全幅の信頼を置いていますよ。

ーありがとうございます。HRbase PROには労務の専門家チームがあり、リーガルチェック済みの資料をご提供し続けています。今後も、コンサルティングの現場に役立つ、正確な資料をお届けしてまいります!

「わかりやすさ」はコンサルティングの価値を上げる

ー調べ物以外に、HRbase PROがお役に立っている場面はありますか?

原口
すべてにおいてHRbase PROの「わかりやすさ」に助けられています。
コンサルにとって、相手にわかりやすく伝えるということはとても重要なスキルです。「法律はこうです」という回答だけでわかっていただけることはそうそうありませんし、伝わって初めて相手に感謝され、仕事として成立します。

HRbase PROの資料は視覚的にも見やすく、言葉もわかりやすいため、現場で役立っています。

ーHRbase PROの価値として、「日本一労務の情報をわかりやすく伝える会社でいよう」と考えています。

原口
先日、萬屋先生の提案資料を拝見する機会がありました。制度導入に対するメリットや、企業内で起こる変化が一発で伝わる資料で、さすが大手企業でご経験を積まれた方はプレゼン能力が高いなと感心した次第です。

私たちコンサルには、通常以上にそのようなアウトプットが求められます。しかし誰もがいい資料をつくれるわけではないのが課題です。だからこそ、HRbase PROの基礎資料や、提案用のスライド資料はありがたいですね。

深坂
資料だけではなく、労務マガジンも理解しやすいよう工夫されていますよね。 先日、来年の育休の法改正がテーマの労務マガジンが届きましたが、とてもわかりやすかったです。

労務マガジンから一部抜粋して顧問先に提供すると喜んでいただけますし、厚労省の資料を自分で噛み砕いて資料化するには時間がかかりますから、その一手間を担っていただいて時間削減になっています。

ー労務マガジンは、顧問先に送るだけではなく、事務所内での情報収集や保全のネタ元としても人気の機能です。

塩野
弊所は割と早くからHRbase PROを導入していますが、労務マガジンはずっと活用させてもらっています。あと私はSNSをやっているのですが、投稿のネタ探しに苦労するんですよ。そんなときはHRbase PROの資料や労務マガジンからネタを拾っています!

原口
確かに旬の情報や直近の法改正が取り上げられることが多いのでありがたいですね。自分でも一生懸命、情報更新しているつもりですが、見落とし防止はいまやHRbase PRO頼みですよ。

塩野
スタッフには「僕に聞くよりHRbase PROの方がわかりやすいよ!」って伝えています。

根拠資料が付いてくるからAIの回答も安心

ー深坂先生と萬屋先生は、HRbase PROに労務相談AIが搭載されてからのご導入ですね。

深坂
HRbase PROは2024年4月、ちょうど労務相談AIが出た直後に導入しました。それ以前にもサービス名は聞いていたのですが、活用イメージが湧きにくかったのは事実です。しかしAI機能が出たと聞いて一気に興味が湧きました。

私自身ChatGPTなどは使い始めていましたし、昨年末にHRbase PROの三田代表が埼玉県の商工会議所でセミナーをされたときにサービスのコンセプトを聞いて、「労務領域にもいよいよAIが進出してくるな」と実感したのを覚えています。

ーとはいえ、労務相談AIはリリース直後はまだまだ精度も改善中でした。それでもHRbase PROのAIを信頼いただいた理由はありますか?

深坂
原口先生や塩野先生が長く使っており、社労士業界に浸透しはじめているサービスがそんな変なAIを出すことはないだろう・・・と(笑)
実際、使い始めてみると根拠資料や関連資料も付いていて、情報の透明性も高かったので、疑いなく安心して使わせていただいてますね。

ーAIが生成した回答に根拠資料が付いてくる機能はお役に立っていますか?

萬屋
もちろんです。根拠資料があるとないでは、信憑性が違いますよ。あれがなければ話半分で自分でも改めて調べるでしょうね。

原口
顧問先に答えるときも根拠資料を添付することもありますし、助かっています。

萬屋
実は私は、自分で調べ上げてオリジナルな答えをつくるのが好きなタイプで、最近までAIは使っていませんでした。しかし独立して多くのお客さまにコンサルティングを提供していくとなると、必要な法律知識も多岐に渡ります。自分の知識や経験だけではカバーしきれない部分が出てくるなと思い、HRbase PROを導入しました。

今はまず労務相談AIに聞いて、関連資料をばっと眺め、ネットやGeminiで追加調査をして自分なりにまとめています。自分で一からつくるよりも業務効率と説得力が一段と上がった感じがして、すごくいいですね! もっと早くAIを活用すべきだったと反省しています。

ー先生方は、各所から集めた情報から必要な要素を抽出し、まとめて文章に直して顧問先にパスするという、非常に高度なことをされていますよね。

萬屋
それはコンサルタントとして大切なスキルです。お客さまごとにリスクの捉え方や状況は変わりますし、重視すべきポイントも違います。
コンプライアンスを守るという観点も盛り込むと、選択肢はどんどん増えます。そのストーリーをつくるための材料は、AIに限らず探し回りますよ。

質の高いコンサルティングは土台が重要

ーHRbase PROが、こんなにもコンサル系の先生に使っていただいているとは少し意外でした。もっとお役に立つために、何かご要望はありますか?

萬屋
これはコンサルタントとしての要望ですが、HRbase PROでグラフやプレゼン資料を作成できればいいですね。

深坂
統計資料などデータが元になっている資料なら、AIでも扱いやすいのではないでしょうか。統計からデータを引っ張って自分で資料を作成するのって、実はとても面倒なので・・・。

塩野
中小企業診断士っぽい要望ですね。

ー実はHRbase PROでも、そのあたりは試しています。

原口
社労士が中小企業診断士も兼ねていることの強みは、経営を起点にした労務管理を提案できることですが、労務コンサルティングは思いつきでは成り立ちません。

たとえばつい何年か前には「何でもかんでもテレワークを取り入れればたちまち業績アップ!」のようなアピールをしている方を見受けましたが、実際の経営や労務管理はそんな単純なものではありません。

人事労務コンサルの業務が100あるうちの50は労働法関係の制約にぶつかります。さらにプラス20から30は構造論や行動論など組織に関する基礎理論が重要な要素となります。またさらに財務や企業経営全体も考慮するとなると、コンサルタントとして本当のオリジナリティを出せる部分は実は10程度となってしまいます。

そして私たちの提案は顧問先の経営に影響します。だからこそエビデンスや根拠が重要で、その土台がしっかりしてないと上の構造がガタガタになってしまいます。

ー労務トラブルは増加の一途ですし、コンサルティング自体の難易度も増していきますよね。

原口
そうです。
だからこそベースと枠組みが重要なのですが、利用するフレームを集めたり、それを組み合わせたりカスタマイズしたりして資料をつくるだけで結構へとへとになっちゃうんですよね。

私も長くコンサルをやっていますが、HRbase PROができる前はその土台づくりからすべて自分たちでやっていました。しかし今はHRbase PROで効率化ができています。しかも相手にもわかりやすい。社労士としてはもとより、人事労務コンサルの診断士としての必須ツールといえますね。

ツール選びの3つのコツ「周囲の推薦」と「顧問先の使いやすさ」「ツール同士の相性」

ー今後も数多くのHRテックツールが出てくると思います。先生方の取捨選択の難易度も上がると想定できますが、ツール選びのコツをお聞きできますか?

萬屋
そもそも、自分のしたい仕事に使わないシステムは契約しませんよね。私は独立してから間もないため、多くのツールを導入する余裕もありませんから、優先順位を付けざるをえないと思っています。そのときに一番の基準になるのは、システム会社さんの売り文句だけではなくて、経験豊富な同業の先生方からの推薦や評判です。

システム会社さんに問い合わせるときは、もう腹の中では導入を決めたときですね。

深坂
たとえば原口先生のように新しいツールに敏感で比較をされている先生が「これがいいよ」とおっしゃるなら間違いはないだろう、と思います。

塩野
私も、下調べをした上で既に利用している先生にお聞きします。そこでお墨付きがあれば問い合わせをして、よほどのことがなければ契約しますが、加えて2つ、確認すべきことがあると考えています。

塩野
ひとつ目は、アカウント発行やデータ共有の部分で「お客さまにもスムーズに使っていただけるか」という点です。もうひとつは、導入済みの他のシステムとの相性です。これらをクリアできたら、トライアルなどで画面を触ってみて、顧問先に自信を持ってご紹介できると思ったら契約していますね。

萬屋
日本はこれから労働生産性を上げていかないといけませんし、そうではないと世界に勝てません。ITツールについて敏感になっておくことは、社労士に限らず必須になると思っています。

社労士業界とIT化

ーITツールの活用に積極的な先生がどんどん増えていますね。しかし、社労士業界はIT化が遅れているといわれています。その実態と、未来についてどうお考えでしょうか。

原口
かなり前になりますが、私は総務省の電子政府推進員など公の立場でもDXにかかわっていました。その当時から「社労士業界は少し遅れているな」という印象は拭えていません。

しかし、今日ご参加の若手の先生たちのように、ITツールを自分たちの武器として導入して付加価値を出している先生がもっと増えれば、業界の流れも変わるのではないでしょうか。

塩野
私は父から事務所を引き継ぐ立場ですが、入所した当時はハローワークや年金事務所に足を運んで手続きをしていました。しかし私がクラウド化を進めたことで業務はかなり楽になったと思います。

父も「征吾がここまでやってくれたから本当に楽になった」といってくれており、顧問先にも感謝されることが増えています。

今後HRテックの数は増えるでしょうし、AIの活用も進むと思いますが、社労士もAIを敵視するのではなくうまく活用して、もっともっとお客さまの利便性を追求すべきではないでしょうか。

萬屋
近い将来、AIがRPAの提案をしてくれたり、作業自体を自動化していく時代になると聞いていますし、Google検索などよりよほど簡単に、会話しながらAIが労務相談に乗ってくれるようになるでしょう。そんな時代がきた時に、士業としてどのような付加価値を提供するかを考えないといけないと思います。

原口
私も若い頃からマクロプログラミングを含め、IT関連でも一生懸命勉強してきましたが、時代のスピードが速すぎてその知識がどんどん不要になっているのを実感しています。これからは、テクノロジーを知るだけではなく、いかに使いこなせるかというスキルが求められますね。

深坂
自分の業界にどんなツールがあり、どう使えるかを理解しておかないと、自分に役立てられないんですよ。それを自分だけで解決せず、AIと共同で進めていける人が、一歩先に出られるのではないでしょうか。

ーHRbase PROは、社労士先生とテクノロジーのハブとして機能したいと思っています。それに賛同してお付き合いいただける先生が1人でも増えるとありがたいです。

それぞれの事務所の発展と、「いい仕事がしたい」という思い

ー今後は事務所をどのように発展させたいとお考えですか?

塩野
拡大志向というよりは、プレイヤーでありたいですね。社労士事務所の所長はマネジメントに特化している方も多いですが、私は今とても仕事が楽しいので、現場でバリバリと手を動かしたいと思っています。
そうなると知識のアップデートが必要ですから、HRbase PROには今後もますますお世話になると思っています。

萬屋
私も事業拡大優先ではありません。拡大を先行させると、どうしても量と質のトレードオフになるじゃないですか。そうではなく私なりのスタイルを気に入っていただけるお客さまと、親密度高く楽しい仕事ができれば嬉しいです。

とはいえ開業直後なので、カバーできる範囲は広げていきたいです。特に社労士業務に関しては実務経験がまだ豊富ではないので、ツールをどんどん活用していきます。AIなどがない時代には時間がかかっていたことも、あっという間にできるようになるので心強いですし、私のように開業直後の人間でもロケットスタートが切れるので、いい時代ではないでしょうか。

深坂
私は顧問先をご紹介いただくことが増えてきており、もう少し拡大はするだろうと考えています。

しかし定型的な労務管理やネガティブなご相談に対応し続けるのではなく、いい職場づくりのためのコンサルティングを増やしたいですね。 そう考えると基礎的な手続きや対応をHRbase PROで省力化できるのはありがたいです。やっぱり、いい会社をつくるための仕事が一番面白いので・・・。

ーいい会社づくりのために時間を使いたいというのは、コンサル系の先生の共通の願いですよね。皆さんから、質の高い仕事がしたいという熱い思いが伝わってきました。

深坂
根本的な改善をしないと、労務トラブルが延々起き続けますよね。だから、根っこを断ち切る仕事がしたいと常々思っています。

原口
今日はあらためて、皆さんが「お客さまのためにいい仕事がしたい」という共通の価値観を持っていることを再認識できました。

ー労務コンサルを依頼する企業側も、いい会社にしたいからこそプロに頼んでいるはずです。その願いに応えるために努力されている先生方に出会えて、HRbase PROとしてもとても嬉しいです。

原口
私もこの仕事が大好きですし、社労士の社会的価値をもっと高めていきたいと考えています。

そして、年長者としてできることは失敗談を次世代に伝えることかもしれませんね。私自身、30年の経験の中で様々な失敗をしてきましたし、手を広げすぎてアップアップした経験もあるので、私の屍?を越えていってほしいという思いも強いです(笑)。

これからは若手の先生方が道を開いてくれると思いますし、自分たちの仕事を信じて、「社労士は時代の最先端をいっている」と思われる業界にしていきたいですね!

ー労務コンサルティングのプロにも、HRbase PROをもっと愛していただけるよう今後も進化を繰り返してまいります。本日は貴重なお話をありがとうございました!

>「原口社会保険労務事務所」さまのサイトはこちら

>「塩野社労士事務所」さまのサイトはこちら

>「エンディール社会保険労務士事務所」さまのサイトはこちら

>「Yorozu屋社会保険労務士オフィス」さまのサイトはこちら

>HRbase PROの機能へ
>導入事例一覧へ