お話いただいたのは

事務所名M&K社会保険労務士事務所
所在地大阪市中央区
代表社員
社会保険労務士
竿下延日呂さま
HRbase PRO導入時期2024年5月

化学メーカー勤務から、社労士への転身

ー社労士の資格を取得しようと思われたきっかけを教えてください。

竿下
大学を卒業してから染色の仕事に就き、いくつかの会社を経験しています。 社労士は2023年に合格しました。

前職は化学メーカーの工場に勤務していたのですが、もともと経済学部の出身で、理系のことはあまりわかっていませんでした。そのため入社してからいくつかの理系の資格を取得しています。

竿下さま

資格の勉強は嫌いではありません。次に何に挑戦しようかと思ったとき、本屋で社労士の資格本に出会いました。

実は、その前にいた会社でパワハラを受けた経験があります。子どももいますから仕事を辞めるわけにはいきませんでしたが、精神的なストレスがかかる中での仕事は、本当に辛いものでした。社労士は、そのような昔の経験を活かしつつ労働者のためになる仕事ができるのだな、と興味が湧きました。

ー社労士事務所を開業されたのは、つい先日とお聞きしました。

竿下
はい、2024年9月の開業です。まだ顧問先は少ない状態ではありますが、事務指定講習が終わったので、早々に開業しようと思いました。

家族の病気と親友の励ましがターニングポイントに

ー顧問先が少ない中、開業を思い切られた理由があるのでしょうか。

竿下
実は社労士試験の勉強中に、妻の肺癌が見つかりました。そのときはかなりショックで、3日ほど勉強もできませんでした。

もう受験自体を諦めた方がいいかと悩んでいたとき、東京で事業を興している親友が「合格したら顧問契約するから、勉強を辞めずに頑張れ」と励ましてくれたのです。

ー辛い経験の中でも、本当にありがたい言葉ですね。

竿下
そうですね。その言葉が活力になり、合格まで頑張れたとも思います。親友は実際に第一号の顧問先になってくれていますから、開業しないわけにはいきません。

ー顧問先数にかかわらず、HRbase PROをお役立てください!

竿下
その親友の会社も、これから従業員が増えていく見込みです。労務管理もゼロからですし、手続きもさまざま必要ですので、HRbase PROはとても助かっていますよ。

強みは安全衛生。何歳になっても活躍できる環境づくりを

ーこれまでの社会人経験を、社労士業務にどう活かしていきたいですか?

竿下
化学工場での実務経験が長いため、安全衛生やISOに関することや、化学物質のリスクアセスメントなど、ちょっと特殊な知識を持っています。

工場の安全衛生にはまだまだ課題が多いですから、そのような企業のお役に立てるといいなと考えています。

ー安全衛生には労務の専門知識が欠かせませんね。

竿下
そうですね、たとえば、これからは年齢問わず働きやすい職場環境づくりが求められるため、エイジフレンドリー補助金などにも取り組んでいます。
その中でも「転倒防止や腰痛予防のための スポーツ・運動指導コース」には年齢制限がありません。そういう提案を行いながら、従業員の方がより働きやすくなるような仕組みづくりをしてみたいですね。

ーHRbase PROの「労務マガジン」には、安全衛生に関する記事もあります。そのような記事をピックアップして顧問先に送付することも簡単にできますので、ぜひご活用ください!

労務相談システムは一択。迷いなく導入したHRbase PRO

ー開業前にHRbase PROの導入を決められた理由を教えてください

竿下
社労士業務にもシステム活用は欠かせない時代ですよね。 特に私は実務経験がない中の開業ですから、まずは手続き系システムの導入を決めました。

その次の課題は「労務相談に適切に回答できるだろうか」ということでした。

まだまだ勉強中の身で、自分の知識以上の回答を顧問先に提供するためには、労務情報や判例をわかりやすい状態でキャッチアップできる仕組みが必要です。そのため労務相談AIを知ったとき、「これがあれば安心」と思いましたね。

また、実務に役に立つ解説動画が見放題という点にも惹かれました。

ーまさにそこが、私たちの提供価値です。

竿下
手続きや給与計算のシステムは複数社を比較して決めましたが、労務相談のためのシステムはHRbase PROしかないですよね。一択だったので迷いはありませんでした。

ユーザーの方の事例を拝見すると、ChatGPTやGoogleと併用されている先生も多くいらっしゃいましたが、それでもHRbase PROを使っているということは、Googleなどの補完として信用できるということだな、と感じました。

初期設定不要。開業直後からすぐ使えるのは大きなメリット

ー開業直後からHRbase PROを導入することにお迷いの先生が多くいらっしゃいます。実際にお使いになって、導入してよかったと思われる部分があればお聞かせください。

竿下
HRbase PROの最大のメリットは、わかりやすいことです。システムといっても特に操作がむずかしいことはなく、初期設定などがほとんど不要なのはいいですね。困ったときにパッとログインして、パッと調べれば、ある程度の情報が手に入ります。

ーHRbase PROは導入のプロセスがかなり少ないので、ご契約後すぐに実務に使っていただけるのは、実は大きなアピールポイントです。

竿下
システムと聞くと「使いこなしに時間かかる」という固定概念がありましたが、HRbase PROはクリックだけですから、触ってみるハードルも下がりました。

顧問先の労務管理を進めるうえでも、入社手続きに関する資料や労務管理ガイドがすぐに使えましたし、「次は若い人が入社する」と聞くと、そのうち育児休業の手続きも必要になるな・・・と想像するのも楽しいですね。顧問先は自分の親友の会社でもあるので、気持ち的には家族が増えるかのようにワクワクしています。

ー顧問先とそのような関係なのは素晴らしいですね!

竿下
会社が大きくなるにつれて、男性で育児休業を取る方も出るでしょうし、就業規則に工夫も必要になるでしょう。顧問先の状況が変化すればするほど、HRbase PROは価値を発揮してくると思いますよ。

次は自分が社会の助けになりたい。社労士資格を活かしたビジョン

ー今後の展望を教えてください。

竿下
事務所のビジョンには「働く大人を守ることで、未来の社会を担うこどもたちを守りたい」と掲げています。

働き方の多様性が叫ばれていますが、まだまだ長時間労働で苦しんだり、働くことに悩んでいる方は多くいらっしゃいます。私も、社労士の勉強をしてみてわかったことがたくさんあります。仕方ないとか、会社の文句をいうだけでは社会は変わりませんから、小さくてもコツコツと、社会をよくする活動を続けたいですね。

ー開業直後から、しっかりした志で活動をされているお話をお聞きでき、とても参考になりました。

竿下
私はボランティア活動も行っているのですが、先日、障害者の方がランウェイを歩くというイベントに参加しました。日頃のお仕事に打ち込まれているご様子を映像でスクリーンで投影しながら、歩いてくださる堂々とした姿と笑顔がとても印象的で感動しました。
イベントには義足をつくっている方や、障害者向けの支援をされている方も多く来られており、素敵だな、私もお手伝いしたいなという気持ちが湧きました。

私自身も親友に助けられての開業です。今度は自分が誰かの助けになれるよう、社労士という資格を活かして事業を大きくしていきたいと考えています。

ー貴重なお話をありがとうございました。引き続きHRbase PROを「労務相談に強い事務所づくり」にお役立てください。

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