お話いただいたのは

事務所名とまと社労士オフィス
所在地沖縄県那覇市
代表
社会保険労務士
名城 志奈さま
スタッフ金城 安勉さま
スタッフ與那原 美奈子さま
HRbase PRO導入時期2022年4月

労使間のギャップを実感。働くひとの支援から企業の成長をサポート。

ー名城先生のこれまでのご経歴をお聞かせください。

名城
会社勤めをしていた頃は、人事や総務の業務に6年間携わっていました。

大手企業ということもあり組織体制やルールは整っていましたが、従業員と経営者の生の声を聞くなかで両者の間には埋めがたいギャップがあると気づき、自分の力不足を痛感していました。


次第に「はたらく人を支援することで、企業の成長を後押ししたい」という気持ちが芽生え、キャリアアドバイザーとして転職することを決意します。まずはハローワークで求職者のサポート、後に大学のキャリアセンターで学生の就職サポートを行うようになりました。大学での勤務は一昨年まで続けていましたね。

ー会社員時代に感じとられた課題が原点になっているのですね。

名城
そうですね。組織内で人の悩みやトラブルを見てきたからこそ、働いている人たちを少しでも笑顔にしたい。そんな思いから、「ヒト・モノ・カネ・情報」のなかでも「ヒト」に焦点をあて、「働くひとの支援から企業の成長へ」を理念とし、16年間一貫して企業さまのサポートを行ってまいりました。


経営者の方にとって耳の痛いことであっても、理路整然と必要な情報を伝えるように心がけています。従業員の笑顔が増えれば企業の利益アップに繋がると信じて、労使双方にとって相互利益になることを意識しています。

ー名城先生は沖縄社労士会の副会長も務められていますが、きっかけを聞かせてください。

名城
オファーがあったからです。「受けた依頼は断らない」がモットーなので。(笑)依頼されるということは、期待をされ、信用もされてるということですよね。


副会長としての活動を続けるうちに、「社労士一丸となって業界を底上げしたい」「社労士の認知度も上げたい」という思いも出てくるようになりました。
沖縄社労士会は規模は小さいですが、ひとりひとりが活発で、先日行ったDXフェアの開催予告を自ら新聞紙に持ち込んで記事にしてもらいました。おかげさまでDXフェアも満員御礼となりました。

名城さま

入社4ヶ月目のスタッフと共に地元企業を全力支援

ー現在の社内体制を教えてください。

名城
スタッフは合計10人が在籍しており、私とメイン担当者と手続き担当者の3人体制で労務支援を行っています。


今年6月には労務初心者のスタッフが2名加わり、どちらも意欲が高く、社労士試験にもチャレンジしたいと思ってくれているようで頼もしく思っています。業務の連携もスムーズで、事務所に新しい風が吹いてきていることを実感しますね。

終始笑い声が絶えない取材

ーお話を伺っていても、和気あいあいとした風通しのよさが感じられます。お二人にもお話をお聞きしたいのですが、まずは金城さんから、ご経歴や担当されている業務について教えてください。

金城
前職はエアコンの配送業務と営業を担当しており、まったく異業種からの転職です。以前勤めていた会社で労務トラブルが発生し、社労士の先生にお世話になったときに初めて社労士の存在を知りました。そこから社労士業務に興味を持ち、たまたま見つけた弊社の求人で「ひとを大切にする」というモットーに感銘を受け、応募を決意しました。


現在は手続き業務に加え、労務相談の対応も行っています。先日は労災についてのご相談があり、対応をさせていただきました。

金城さま

ー入社4ヶ月目で労災手続きができるようになるのは素晴らしいご活躍ですね!続けて與那原さん、お願いいたします。

與那原
前職はホテル業界に在籍しており、部署替えを経て未経験からバックオフィス業務に携わっておりました。労務管理は奥が深く、専門分野として学びたい気持ちが芽生え、社労士事務所へ転職を決意しました。


現在の業務内容は手続き業務が中心で、先輩と一緒に顧問先へ同行して実務の進め方などを吸収しているところです。学びが多く、毎日がとても刺激的です。

與那原さま

ー與那原さんは社労士試験に向けて勉強中とのこと、HRbase PROも応援させていただきます!

業務全体を把握できる「労務管理ガイド」がスタッフの成長を後押し

ーここからはHRbasePROについてお聞きしたいのですが、導入のきっかけを教えていただけますか

名城
社内で情報を共有するためのコミュニケーションツールを探しており、HRbase PROのチャット機能に惹かれて導入しました。

ー名城先生のお気に入りの機能はありますか?

名城
今の推しは労務相談AIですね。私自身、検索力が高い方ではないため、労務相談AIがリリースされる前は資料一覧から欲しい情報にたどり着けないことがありました。労務相談AIが提供されてからは、回答に添付される条文や参照のおかげで知りたい情報にすぐアクセスできるようになり、ストレスフリーです。

ー新しいスタッフさんもご活躍をされていますが、HRbase PROの機能が、スタッフ育成にも良い影響を与えていると感じられることはありますか?

名城
はい、労務管理ガイドが特に役立っています。たとえば労災手続きの全体像を示すフローチャートのおかげで、労務初心者のスタッフへも最初に大まかな説明ができ、あとは分からない箇所をスタッフ自身で調べられるため、効率化されています。

新しい業務を覚える段階では、どうしても書式に意識が集中しがちです。しかし、手続き業務は労務支援の一環であり、顧問先がどこでつまずきを感じるかを理解するには、全体像をしっかりと把握することが重要です。

「つまづきポイントを把握して初めて、本当の意味で顧問先に寄り添う支援が可能になる」とスタッフにも伝えています。HRbase PROの労務管理ガイドには、弊社の理念を活かした人材育成を後押ししていただいていますね。

【業務災害が発生したとき フローチャート】

スタッフそれぞれの、「推し」機能

ー金城さんがよく使う機能はありますか?

金城
私の推し機能も、労務管理ガイドと労務相談AIですね。

先ほど名城の話でもあったように、労務管理ガイドのフォローチャートのおかげで業務のゴールが見えるようになり、先輩へポイントを押さえた質問ができるようになりました。おかげで労務初心者の私でも、チームとしてスムーズな連携ができているのではないかと思います。

労災手続きに関する様式は複雑ですが、使用すべき様式の判断ができるため助かっています。

労務相談AIもアップデートされ、調べたい内容を文章で直接入力できるようになりましたよね。入社4ヶ月目でも知識面をしっかりとカバーできるのがありがたいです。

ー與那原さんはいかがでしょうか?

與那原
私の推し機能は労務マガジンで、少しでも時間が空いたら読み込むほどファンですね(笑)

好きなポイントは2点あります。1点目はPDFに落としてサッと顧問先へ送れること。2点目は「マイナ保健証」や「年収の壁」などタイムリーで需要のある話題が多いことです。入社して間もないので、顧問先に名前を覚えてもらう意味でも、顧問先へ積極的にメールで労務マガジンを展開しています。

労務マガジンを活かして顧問先との接点を創出

ー労務マガジンは、顧問先にどのようにお送りしていますか?

名城
毎月、接する機会の少なかった顧問先にも、必ず1度は情報提供を試みています。月末にコミュニケーションの少なかった顧問先を抽出して、労務マガジンをベースにメルマガを作成する作業を與那原さんに担当してもらっています。翌日には各担当がそれぞれの顧問先へ発信できるよう、社内共有もしてくれていますよ。

ー顧問先とのコミュニケーションに、労務マガジンを事務所全体で活用いただいているのですね。

名城
HRbase PROの機能がアップデートされるにつれ、新しいスタッフが1次対応を行い、熟練スタッフが最終確認をするという業務フローが確立され、学びとしても実務面でも大いに役立っています。細かな指示をしなくても任せられるようになったのは、大変心強いです。

「ひと」を大切にする支援×DX化で新たな付加価値を探求中

ーとまと社労士オフィスさまの今後の展望をお聞かせください。

名城
「働くひとの支援から企業の成長へ」の軸は変わらず、今後はDX化に注力して働く人にさらに寄り添える支援の方法を確立したいですね。具体的な施策は模索中ですが、生成AIを使いこなすことで企業への支援がより柔軟で効率的になると確信しています。DXに関する研修会にもスタッフ全員で参加し、知見を深めているところです。

ご依頼をいただいた際には、DX化に強みを持つ弊社だからこそ提供できる価値を大切にして、課題解決にしっかりと寄り添いたいと考えています。

ー貴重なお話をありがとうございました。顧問先はもちろん、社内のスタッフも大切にされ信頼して成長支援を行われているとまと社労士オフィスさまを、引き続き応援させてください。

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