お客様名:株式会社バリューエージェント 代表取締役 上野山光雄さん
所在地:大阪市淀川区西中島3-9−12 空研ビル5F
社員数:15名

「“分からない”をクラウドで解決してほしい」労務に対するリアルな声


ーどのような会社か、教えていただけますか?

株式会社バリューエージェントはWEBマーケティングの会社です。サイトの改善から広告運用、コンサルティングまでを一気通貫に行っています。社員は私を入れて15名で、中小企業に「機能するWEBマーケティングを提供する」をミッションに日々業務を行っています。

ーHRbaseで就業規則を作成しようと思ったきっかけを教えてください。

HRbaseで就業規則をつくったのが、2019年5月です。それまでも就業規則はありましたが、フレックスタイムを導入することになり、まずは就業規則を変えずテスト的に『こんな働き方どう?』とフレックスタイムを行ってみました。ある程度運用した上で問題がなさそうでしたので、就業規則に落とし込もうと思い、再作成に踏み切りました。社労士に知り合いはいましたが、特に顧問としてお願いしていたわけではないため、HRbaseで作成を決めました。

フレックスタイム制のメリット・デメリット

ーフレックスタイム制を導入する前の、社内の課題はどのようなものでしたか?

もともと、個人の働き方を尊重する思想があります。「家族が倒れたので、週一で介護に行きたい」といわれたら、「いいんじゃない?どうぞどうぞ」という感じです。時短でもテレワークでも、希望があれば取り入れてもらっていましたが、個別面談して、個別に契約を見直すのが大変になってきたため、会社全体でフレックスタイム制を導入することになりました。

ーうまく活用できていますか?

実はそうともいい切れません。制度ありきで、「自由に働ける」という感覚が当たり前になってしまうと、逆に不満も見えるようなりました。いくら勤務時間が自由になっても、勤怠入力して、タスクをアプリで管理して、日報書いて…という、めんどくさい部分は変わらないわけですから。

また、社内制度は自由でも、顧客対応は基本的に平日の9時から6時です。個人がどんな希望を出していても、対応が必要になることはあります。仕事をする上での働きやすさのためですので、自分たちで柔軟に環境がつくれることを重視しています。

株式会社バリューエージェント

自己管理できる人は、働きやすい環境の構築も自分でできる

ールールがあれば何でも解決できるわけではありませんよね。

フレックスタイム制を導入はしましたが、今でも個別対応の方がいいのではないかと思っています。理由なく「制度もあるし、月水金は家で仕事をしよう」などと決めてしまうと、フレックスタイム制が逆にルーティンになり、習慣的なデメリットが出てしまいます。そうなると顧客から「月曜に来てください」と頼まれたとき、「月曜日は無理です」という対応が生まれかねません。

その人なりの意図があって「満員電車で朝のパフォーマンスが変わるので、TPOに合わせて10時出社します」はOKです。自己管理ができる方は、働きやすい環境を自分でつくれるのと同時に、相手にも合わせられるので、顧客対応もスムーズです。だからルールに重きを置きすぎず、働きやすい環境だからこそ相手を尊重し、協力し合いましょうという方が、うまくいくと思っています。

とにかく労務管理が分からない…「クラウド顧問」の活用は?

ー今月(2020年11月)から、月額制の労務管理サービス「クラウド顧問」へもお申し込みいただきました。

これまで労務管理の不明点などは、社労士資格もある顧問税理士さんにお聞きしていましたが、質問が多くなると申し訳ない気も出てきまして…。こちらも分からないことを突っ込めないですし、ミスがあっても対応が明確になりません。それなら月額4,980円のクラウド顧問でいいのではないか、という感じです。

ークラウド顧問には、「雇用契約書」「36協定」「労務相談」「業務マニュアル」の4機能がありますが、どれが活用できそうでしょうか?

正直分からないですね。
もしかしたら利用せずに終わるかも…とも思っています。あくまで保険のような気持ちで申し込みました。

ーそうですか…。社内でもっと簡略化したい作業とか…ありませんか?

分からないんですよ。いま社内で労務管理を行っていますが、表面的にはできています。できていない部分は絶対にありますが、それが分からないんです。専門家に聞いて、返ってきた答えが正解なのかも分かりません。聞いたあげくミスが起きることもあるので、労務管理は難しいな、と感じますね。

ー何が間違っているか分からない、というお声は、多くのユーザーさんからもいただきます。やはり人から説明される方が、便利なのでしょうか。

いえ、労務管理の問題解決に、会う必要はないと思っています専門家に依頼すれば「その辺、すべて行います」と引き受けてもらえますよね。しかし何が「すべて」なのか、こちらはそれも分かりません。それなら課題を伝えて「それはいくらです」と明確に返ってくるほうが便利です。

株式会社バリューエージェント

だから、メールやクラウド上で、相談がパッとできたらそれでOKです。理想は、クラウドに困ったことをアップしたら、5分10分でパッと解決してくれるようなサービスです。

ー労務管理の「分からない」を、クラウドの強味でストレスなく解消できるようにしたいです。

皆さん、本当によく分かっていないと思いますよ。だから「この先生に任しとこうか」と、フワッとしたコミュニケーションで解決せざるを得ない。たとえば入退社の書類でも、もし間違えていたら提出時に返されるだけです。わざわざ専門家に入ってもらうことあるのかな…?とも思いますけど。

「分からない」の根底にある、労務管理のあいまいさ

ー「分からない」の根底には、労務のあいまいさもあると思います。そのあたりはどう感じていらっしゃいますか?

万が一、給与計算が間違っていたとしますよね。でも社員との合意があれば事後対処できたりもするじゃないですか。ただし揉めたときは判決が重視されます。このあたりは難しいですよね。社員と相談して、よかれと思って「新しい働き方の制度」をつくることもありますが、それが労基法にマッチしているかというと、もしかして微妙かもしれないですよね。

36協定を出し忘れた年があったとして、じゃあそれで何かが起こりましたか?というと、起きていないわけです。だから労務手続きのリマインドと、勤怠が全部セットになったサービスがあればよいと思います。それから、法改正があったらアラートが出て、「更新ボタン」をパッと押せば就業規則がピッと変わるような機能、どうですか?改定年月日も記載されて、社員さんにメールですぐ送れるようになれば最高です。

「気付かない・分からない」を解決するサービスに向けて

ーありがとうございました。現場のリアルなご意見、今後もお聞かせください。

労務相談が機能アップすれば、もう少し高くてもいいのではないでしょうか?月1回のチケット制ではなく、いつでも使えて、年間アベレージで課金テーブルが変わるとかどうでしょう。労務相談は、一定期間に集中する会社が多いと思います。納得するまで相談可能なら、利用状況に合わせて課金もできます。

労務問題は、会社を経営する以上、なくならないものです。たまにアップセールしてもいいのでは? こちらの気付かない・分からない、でも必要な就業規則更新や手続きをピッと知らせてくれるなら、都度課金もアリかと思います。要望はたくさんありますが、HRbaseはとても便利だと思っていますよ。

(取材 2020年11月10日)

株式会社バリューエージェント

 


HRbaseの開発サイドでも日々話題に上がる、「ユーザーの“分からない”にどう向き合うか」という課題。リアルな言葉でお話いただきました。多機能であっても、その「分からない」が解決できなければ意味がないと、改めて思わせていただきました。保険といわず、クラウド顧問も活用のうえ、ご要望をお寄せいただけると幸いです。取材へのご協力、ありがとうございました!

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