かまた社会保険労務士事務所 鎌田愼司さま
所在地 | 神奈川県川崎市 |
IT会社からゲーム会社という、社労士としては異色のキャリアを積んできました。2022年8月の開業後も、主にゲーム業界やIT系の企業に特化した事務所づくりを考えています。
ITもゲーム業界も、「人の力」が大きい業界です。個人のセンスや技術がマーケットを大きくしますし、ノウハウも集約されていきます。つまりある程度属人化が必要で、だからこそ私はその業界での「人の専門家」になりたいと思ったのが、社労士受験のきっかけです。
TwitterとLINEで仲間づくり
キャリア以外での差別化は、TwitterやLINEを活用したコミュニティづくりに注力していることでしょうか。
元々は受験生時代に開設した情報収集用アカウントでしたが、合格後に受験生向けのつぶやきなどを発信していると、認知いただくことが増えました。合格後も継続して発信を行っています。
(Twitterアカウント https://twitter.com/SK_LSSA2020 )
またTwitterでは話しにくい、初心者すぎる質問などができる場として、LINEで同期合格(R3年合格)のメンバーを集めたコミュニティグループも立ち上げました。現在は290人程度で活動していますが、最近はHRbase PROさんとの勉強会開催の機会などもあり、輪が広がっています。
ゲーム世代が、IT人材を輝かせる
ゲーム業界ではプロマネとして、無理の多いスケジュールなどブラックな事例も目の当たりにしましたし、採用も苦労しました。
当時は、自分が将来社労士になるとは思っていませんでしたが、法律の存在は気になっていました。日本で働く以上、守るべきルールが存在します。
しかしゲームやIT業界における社労士の存在はまだまだ薄く、だからこそ社労士として何を提供すべきかも、少しづつ見えてきました。
私は小学校1年のときにファミコンに触れた「遊びといえばコンピュータゲーム」の第1世代です。ゲームやIT業界は働き方が特殊なので、業界理解がある社労士がいれば、少しでも環境改善や才能開花に力が貸せると思います。
開業支援プランで、HRbase PROの利用を開始
ヘルプデスク業務やカスタマーサポート業務にもかかわった経験があるので、HRbase PROの必要性はすぐに理解できました。社労士業界にも相談業務に対応するシステムが出るべくして出てきたんだな、というのが第一印象です。
開業支援プランは、導入しやすい料金設定と豊富なサポートに「お得感」がありました。登録できる顧問先数も5件と絞られていますが、開業直後は5件のご契約があれば優秀かと思います。開業する立場と足並みを揃えてくれているな、と感じました。
アカウントを取得してから、すぐに見込み顧客をHRbase PROに招待して、活用を進めています。初期の顧問先であっても「しっかりした体制でご契約いただけます」という姿勢は必要ですし、それをクラウドでご提供できているので、ありがたいですね。
HRbase PROの「PRサポート」をフル活用
HRbase PROのPRサポートを利用して、事務所ロゴも作成しました。士業のロゴは特殊ですが、社労士にピントを合わせたデザインのご提案をいただけたと感じています。
60分サポートも活用しました。正直60分でどこまでのことをしてもらえるのかイメージできていませんでしたが、このサポートもピントが合っており、社労士事務所の成功方程式の中で相談することができ、予想以上によい時間になりました。
実際に利用してみて
HRbase PROから提供される情報は質が高く、普通の会社では出せないクオリティの記事や資料が揃っています。社労士特化のクラウドを使うメリットを感じています。
希望をお伝えするならば、チャットと資料管理の連携がもっとスムーズになればよいですね。チャット投稿時に、テキストを書けば必要な資料がサジェストで出てくる機能なども欲しいです。期待しています。
合格、開業、その先のプロジェクトビジョン
プロマネ経験が長いため、今の私にとっては人生自体が「プロジェクト」です。特に社労士試験の受験期は、スケジュール厳守でやることも明確でしたから、どのようにクリアするか…とプロジェクト感覚で取り組んでいました。結果、1年目は勉強方法の研究に時間を使い過ぎたせいか、2年目での合格です。
現在は、さまざまな社労士先生のお姿を見ながら仕事の研究を進めていますが、その中で「25年計画」が生まれました。私が試験に合格したのは45歳で、セカンドキャリアを考えたとき、あと25年、71歳までは働けるのではないか…と感じたのです。
71歳になったら、「私も社労士として25年やってきましたが…」と若者の前で話してみたいですね!
社労士業務とクラウド
クラウドは新しい概念ではなく、これまでの社会の仕組みより使いやすく、より現代社会にあった形で実現する仕掛けです。
「コンピュータ-」が生まれて数十年、社会の変化や要望に沿って発展した先に、クラウドがあります。私はその現場を長く見てきましたし、だからこそ積極活用をしようと思っています。
「エクセルの方が便利です」という方もまだいらっしゃいますが、それはクラウドの表現力が追いついていないせいですね。利便性や生産性は時間の問題で、飛躍的に発展しますよ。特にUX(ユーザーエクスペリエンス)といわれる部分などは、もっと洗練されていくでしょう。そのうちクラウドだけでしかできない何かを、表現できる時代が来るはずです。
楽しさを仕事に
私は、自分自身も「ひとつのコンテンツ」だと思って生きています。ゲームの仕事は辛いこともありました。しかしゲームは楽しさを提供するコンテンツです。まずは自分が楽しんで自分自身というコンテンツをつくらないと、社会に「面白い」を提供できません。
社労士も同じではないでしょうか。開業後、さまざまな課題に直面すると思いますが、「楽しさを仕事にする」という価値基準を忘れず、人生というプロジェクトを進めていきたいと考えています。