社会保険労務士さいとう事務所 齋藤彰男さま
所在地 | 群馬県藤岡市 |
群馬県で生まれ育ち、地元に貢献したいという想いから、この土地で開業しました。
自分一人ではどうしても時間が足りませんが、HRbase PROの導入により、資料作りや情報探しの時間を短縮できている実感があります。
実用的な資料が導入の決め手
実務に近い内容の相談事例集や見やすい資料に惹かれ、導入を決めました。ただ法律の条文が書いてあるだけではなく、この場合はこうですよ、と分かりやすく書かれているので、相談業務に役立っています。
実際、新規受託の際にはHRbase PROで閲覧できる他社資料から、お客様の提出書類のチェックリストを参考にしたり、解雇の相談があったときは、退職勧奨の資料を元に流れを説明し、迅速に対応ができました。
あとは、業務フローも、定型業務の流れや注意点が事細かに載っているので、とても参考になります。年度更新や算定基礎届のときにも活用しました。
改善点を挙げるなら、資料の検索機能をさらに強化してほしいです。具体的には、キーワード検索をしたときに、それに付随する関連資料も出てくると良いなと思います。
例えば「解雇」というキーワードで検索する場合、退職勧奨の資料も見たかったりするので、それらも幅広く提案してくれると、より便利になりそうです。
銀行員時代のやるせなさから社労士に
生まれも育ちも群馬県です。海はなくても、山、川、湖と豊かな自然があり、私自身も山の中で育ちました。直売所ではいつでも新鮮な野菜が手に入り、お気に入りの農家さんもあったりします。
そんな群馬が大好きなので、地元企業を支援する仕事がしたくて、地域の金融機関で社会人をスタートしました。
ところが、銀行ではやはり上からの命令に従わなければならず、お客様が困っているのに助けられない経験をたくさんしました。
当時リーマンショックがあり、それまで懇意にしてくださっていた社長さんにも頼っていただきましたが、力になれず悔しかったのを覚えています。晴れているときには傘を貸して、雨が降ってきたらそれを取り上げる、まさにそんな感覚でした。
そこで、自分が思うように地元企業をサポートできる仕事は何かと探した末に、社労士の資格に出会いました。
現場経験があるからこその、的確なアドバイス
資格を取った後すぐには開業せず、まずは社労士事務所に6年間勤め、手続代行・給与計算から労務相談まで、幅広く担当しました。
その後は一般企業の人事担当として、製造業で1年半、医療法人で2年半勤めました。社労士として外から見るだけでなく、実際に企業の中に入って実務をこなしてきたので、そのときの経験がいまの業務にかなり活きていると感じます。
例えば採用なら、新卒採用、中途採用、外国人採用とやってきているので、媒体選びやハローワークの求人票の書き方、予算内での人材確保など、企業ごとのニーズに合わせてサポートができます。
やはり人がいないと事業は成り立たないですし、昨今はどこもかしこも人手不足ですよね。そんな中、社労士としての知識だけではなく、企業の実情にも詳しいので、より的確にアドバイスできるのが強みです。もし採用にお困りの方でしたら、ぜひご相談いただきたいです。
能力の最大化が、人手不足の突破口
併せてこれからは、教育や定着の支援も強化していこうと考えています。
人が能力を発揮するには、活き活きと働ける環境が必要です。それに対して、従業員をただのリソースとして扱ってしまうと、ただでさえ人手不足なのに、人材を活かしきれずにもったいないですよね。
そこで、人が育つ環境作りをサポートできるよう、私自身その領域に精通することが、今後の目標です。
孤独な経営者の右腕として
人事・労務の悩みは本当に尽きないので、誰にも頼れず孤独を感じている経営者は多いと思います。かといって、社内に担当者を一人置く余裕はないはずです。
そんな方には、人材のことでも資金繰りのことでも何でも構わないので、ぜひ自分のところに来てください、とお伝えしたいです。人に寄り添い、提案できるのが私の武器ですので、経営者の良き相談相手となり、課題解決に向けて一緒に取り組んでいきたいです。
とはいえ、それはもちろん、信頼関係がなければ成り立ちません。密な連携が取れていて初めて、課題が見えてきたり、内情を打ち明けていただけるからです。
なのでお客様には、ご契約のはじめに細部まで見させていただき、面談も定期的に、対面でお願いしたりしています。
経営者もそれぞれ考え方がありますし、現場に行かないと把握できない情報もありますので。忙しくはなりますが、私のポリシーとしてここは外せません。
地元群馬の企業のために奔走できるのは、とてもやりがいのある仕事です。
これからも、経営者の右腕、頼れる社外人事部としてもっとたくさんの企業様の力になるために、私も事務所も成長し続けていけたらと思います。