※本サービスは2022年12月に終了しました
2019年2月1日、「HRbase 就業規則」として産声をあげた、クラウドで15分、カンタン入力で就業規則をつくれる弊社サービス。
おかげさまで、4月24日現在、280社ものご利用をいただいております。
これは、2018年から細々と提供していた試用版も含めた数字です。
試用版があったということからお察しいただきたいのですが、HRbase就業規則は、試行錯誤を繰り返し、やっとここまでやってきました。
決して、数百のモニターが並ぶ地下基地で、マッドエンジニアが髪をくしゃくしゃにして
「完璧な仕上がりだ…」
「これ以上のものはあるまい…」
とほくそ笑みながら産み出したサービスではありません。
試用版の時代から、ユーザーの声や多々の失敗を糧に、あーだこーだいいながら少しづつ育ててきた、そして現在進行形で成長をしているサービスです。
図①あーだこーだ会議
では、そんな産まれたてのサービスを使ってくださった、「就業規則をつくりたいと思っていた会社」とは、いったいどのような会社なのだろう?
また、実際に利用してみて、どう感じたのだろう?
そこで今回、カスタマーサクセス担当・ゆるぎが、リアルにお聞きしたユーザーボイスメモを元に、広報担当・本田がざっくりとまとめてみました。
※図② ありとあらゆる場所でカスタマーボイスに向き合う、ゆるぎ
「ざっくりじゃなくて、正確にデータ化しなさい」という声が聞こえます。はい、弊社でいただいたユーザーボイスデータは、きちんと管理・分析し、サービスに目いっぱい反映させる所存です。まずこの記事では、「こんな傾向があるよ!」ということを、ゆるっと報告させていただきます。
就業規則をつくろうと思ったモチベーションは?人数は?
就業規則は、「常時10人以上の労働者を雇っている」事業所に作成が義務付けられます。
これは裏を返すと、10人まではつくらなくても、罰せられないということでもあります。
しかしHRbase就業規則のユーザーには、10人以下の事業所が多いという特徴があります。
特徴① 10名に達していないが、就業規則をつくりたかった会社が多い
・今7名なので、10名超える前につくりたいと思った
・今は5人ほどなので必要はないが、これから拡大を考えているのと、全てのルールを明確にしたかったため
・今は9人だが、4月に採用予定で12人になるため
・今後社員を増やすにあたってあらかじめ就業規則をつくっておきたい
・就業規則がこれまでなかったが、10名増えたりすることもあるので整えておきたい
・10名まで増えたときのために、あらかじめルールを定めておこうと思った
なんと「1人でやっている会社だが、はじめて従業員を雇うから就業規則を…」という理由でのお申し込みも一定数あります。
「つくらなくて済むなら、後回しでいいか」という気持ちを、「しっかりとした会社だと思われたい」という想いが上回っている!素晴らしいですね。
特徴② 作成義務が出てきたため、急いでつくりたかった会社も多い
もちろん、作成義務があるが、実は未作成だった…という会社からのお申し込みもたくさんあります。
・10人を超えたため
・もともと就業規則がなくて、10名になったので作成の必要があったため
・就業規則が必要なのを知らず、たまたま監督署から連絡があって、早急に必要になった
・労働基準監督署から、従業員が増えたので就業規則を提出してくださいといわれたため
労基署から指示されたら、つくらざるを得ませんね。ちなみに、常時10人以上の雇用をしているにもかかわらず、就業規則を作成していない場合、30万円の罰金が課されます。
特徴③ 採用と助成金ニーズが高い!
「採用のため」「助成金申請のため」という作成理由も目立ちます。
・新しく採用を考えている、キャリアアップ助成金を申請したい
・アルバイトを正社員にしたい
・ハローワークで求人を出すことを検討しているため
・ハローワークの求人のために、就業規則が必要
・採用を今後進めるうえで、ルールを整えたい
求職者サイドからみても、就業規則の有無、またその内容で「ブラック企業ではないか?」「自分らしく働けるか?」などの疑問をあらかじめ解消できるため、就業規則の必要性はどんどん増していくでしょう。
特徴④ 労務トラブルのリスク回避を求めている
労務トラブルをあらかじめ回避したい、という理由もたくさんありました。
これは、特段ネガティブなことではありません。
ルールが明確ではないと、いざ問題が起きたとき、双方がイヤな思いをすることになってしまいます。しかし就業規則で「これはダメよ」「これはOKよ」という線引きをしておくことで、問題をスムーズに解決できるのです。
・就業規則があった方がトラブルの時対処しやすいと考えたため
・スタッフとのトラブルを回避するため(今、実際に問題を抱えているため)
・スタッフがよくない辞め方をすることがあったので、ルールをととのえる必要が出てきた
・社員が増える予定、その際のトラブル回避のため。慌ててつくると抜け漏れが出ると考えたため
退職時のモメごとは、できる限り避けたいですよね。労務トラブルから会社を守るためにも、現場の実情に合った就業規則は必要不可欠です。
特徴⑤ アツい想いに感謝御礼!「よい会社にしたい」という意識が高いユーザー多数
ユーザーボイスの中に「明確なルールを定めて、会社を発展させたい」という理由が多いのは、とても嬉しいことでした。
HRbase就業規則は、単なる「安くて便利なツール」で終わらせないための工夫をこらしています。ユーザーの労務管理に関する悩みを解決し、「働く」をもっとポジティブにしてもらうために産まれたサービスだからです。
そのため、「ルールを決めたい」というポジティブな理由でのお申し込みには、まさにピッタリなサービスであった…はずです!
・産休取得者がいるが、これまでの就業規則には何も定めていなかったので、きちんと決めたかった
・働き方改革関連法が施行されたが、就業規則がなかったから
・4月からの有給などの改正にともなって
・会社を今後大きくするためにルールづくりがしたくて
・起業から1年たったので、ちゃんとしたいと思って
・今後、外国人の技能実習生を迎えるため
・社員は2名。それぞれ社員は頑張ってくれているが、会社のルールがないままなので
・親会社の就業規則30年以上前のものだったので、実情に合わせてつくりたかった
多様な働き方の導入に関する理由や、法改正を意識してきちんとしようという想いがある会社も、たくさん見受けられます。
なんだか安心しました。
ブラック企業の数より、いい会社の数が多いはずなんです、本来は。
就業規則と、社労士問題
ユーザーボイスで際立っているのは、「顧問社労士がいなかった」というお申し込み理由です。
これはまさに、クラウドで作成し、ネット上で完結ができるHRbase就業規則が、顧問社労士のいない小さな会社・創業したての会社に見つけていただいている!ということの表れでもあります。
・助成金セミナーに参加したら、就業規則が必須だった。しかし社労士に頼むと高かったので
・だいぶ昔に社労士につくってもらったが、その方がいなくなり、見直しが必要になった
しかし、「クラウドで就業規則をつくる」というのは、まだ一般的ではありません。そのため、顧問社労士がおらず、就業規則が必要になった場合、まずは自力で作成してみよう…と思う方がたくさんいらっしゃるようです。
自作は難しかった、挫折した…という声
とはいえ、労務知識のない人にとっては、就業規則に出てくる用語はちんぷんかんぷん。また、できたものが最新の法律に沿っているかも、自分では判断しにくく、うまくいかないことが多いようです。
・自分で作ろうとして、挫折した
・就業規則は独学でつくってみたが、文言や言い回しに不備があっては困ると思った
・テンプレートを使ってみたが、やはりわからず
・自分でつくろうと思って色々調べたが、全部自分でつくるのは難しいと思って
・もともと自分でつくる予定だったが、時間的に無理だと判断した
・テンプレートは避けたかった。(法改正未対応の場合もあるから)
・厚生労働省のモデル就業規則をみたが、自分ではわからないので
・テンプレートをみて、自分でもつくってみようと思ったけれど、時間がかかりすぎた
その結果、HRbase就業規則にたどり着いていただいたようです。よかった…
避けて通れない、時間とお金の問題
顧問社労士問題には、コストという要素がつきまといます。
本来、会社によって事情も違う、煩雑な労務管理をスムーズに行うためには、会社のことをよく理解してくれている社労士さんに相談できるのがベストです。しかし実際のところは、きちんと顧問社労士にお願いするところまで手の回らない、小さな会社がほとんどでしょう。
また、社労士に就業規則作成を依頼すると、思った以上に時間がかかる…という声も多く寄せられました。
※図③ 弊社代表・三田(社会保険労務士)
「しかし、社労士が就業規則を作成するときは、会社の風土や職種、状況に合わせてしっかりとカスタマイズをする必要があるため、時間がかかるのは当然です。
弊社でも、顧問としてゼロから就業規則作成をお受けするときは、何度もヒアリングを繰り返し、ある程度の時間をかけて作成しています」
とはいえ、「求人をすぐに出したい」「助成金申請の締め切りに間に合わせたい」と思う会社にとっては、時間は致命的な問題。ユーザーボイスからも、そのようなニーズが汲み取れました。
・知り合いの社労士にも頼もうと思ったが、時間とお金がかかるということが分かった
・時間が取れず社労士と面談すら行けない。15分ででき、時間を指定して面談ができるのでよかった
・社労士に電話しても、ヒアリングの時間もかかるし、顧問料も取られそうだったから
・前に頼んでいた行政書士が隣の県なので
・地元の社労士は料金が不明瞭だったので不安だった
・急ぎでつくりたかったが、社労士に頼むと1ヶ月は最低かかりそうだったので
・柔軟な就業規則をつくってくれる社労士が、近くにいなかった
HRbase就業規則は、クラウド入力に必要な時間は、なんと約15分!
しかも、入力から1営業日でサンプルが届きます。本当ですよ。
安くて早い!
この「早い・安い」という面では、たくさんの嬉しいお声をいただいております。
・早い・安い!
・早い(監督署から1か月以内にといわれていたため)
・お値段が安い
・急ぎだったの、すぐできるのと金額
・HPをみて、金額も安いし、質問したときの電話対応が分かりやすかった
・値段が決め手
早い!安い!を連呼されると、某牛丼チェーンのキャッチコピーが思い出されますが、これはまさに、1営業日でサンプルを届け、気に入ったらすぐに購入できるという、「時代のスピードにマッチしたサービス」をほめていただいているのだ…と、100%素直に受け取らせていただきましょう!
「早い、安い、ハイクオリティな就業規則」を目指し、今後も精進します。
安心して働ける会社を目指して HRbase就業規則のさまざまな工夫
「就業規則をどうやってつくろう…」
「私でもできるかな・・・」
という不安を、入力中に解消したい。
そして
「意外とカンタンだった」
「クオリティの高い就業規則が届いた」
という安心を届けたい。
HRbase就業規則では、その実現のため、さまざまな入力時の工夫を凝らしています。また、アカウント取得から、支払いまでのステップも、ユーザーボイスに柔軟に対応し、どんどん変更しています。
たとえば、「有給休暇をどのように取得するか」というルールを定めるとき。労務知識がなければ、そもそも何を基準にして設定していいかが分かりません。そのため、とある工夫をしています。
図④は「年次有給休暇の入力画面」ですが、この画面から、「注意点」と「他会社のルール」を見ることができます。
図④ 有給休暇の入力画面
何より、就業規則はそのときの法律を遵守していることが大切です。しかし、法改正はどんどん行われます。HRbase就業規則の入力画面では、最新の法律を掲載し、常に新しい情報を使って作成できるようになっています。
図⑤ 注意点を開くと、法律上のルールが確認できる
さらに、「法律の範囲内で、他会社がどう定めているか」をグラフで確認できます。その上で、自社の職種やシフトの状況、勤務形態に合わせて、柔軟な就業規則設計を考えていただけるのです。
図⑥ 他会社のルール設定がどうなっているかを確認できる
このような工夫が、たくさんの会社の「役に立った」につながっていることを、本当に嬉しく思っています。
ユーザーボイスを元に、サービスを進化させていきます
最後に、実際に就業規則を作成したユーザーからの、「利用後の感想」をお届けします。
・パートアルバイトについて疑問があったので、質問ができてよかった
・入力時にヘルプが出てきたりして、全体的にわかりやすかった
・すぐに送られてきた。質問への回答あったのもよかった
・法律用語が難しく、自分も社員も結局わからない。口語体で書かれているのが良かった
・自分で全部チェックしないで済むから、安心で楽
・どれを参考にすればよいか、ネットではわからないから助かった
・同業他社の就業規則と比べても、充実した内容になった
・手当など、変更しないといけないと思いつつ、できていなかったので助かった
・残業代の計算方法など、不明点を聞きながらできてよかった
・素人がテンプレでつくると後でトラブルになるのが怖かった、有料でも安心したかった
・ありがたい。会わずに済んだのがよかった
・専門家のチェックが欲しかった
・キャンセルについて書かれていたので、申し込みのハードルが低かった
・キャンセルができるので、申し込みの決め手になった
このようなお声には、たくさんの気付きが詰まっています。
もっと丁寧につくり込まないといけない部分が見えてきたり、私たちの思う以上に喜ばれた工夫があったり。
たとえば「キャンセルできる安心」。
確かに、初めてのサービスを利用するとき、一番欲しいのは「安心」です。
課金タイミングはいつ?途中で違うなと思ったらどうしたらいいの?
そのような、ほんの少しの「はてな」を、どんどん無くしていかなければいけません。
就業規則という、ちょっと分かりにくそうな書類作成のハードルを、1ミリでも下げ、会社のルールを明確にしてもらうことが私たちのミッションだからです。
HRbase就業規則は、これからもユーザーボイスを大切にして、サービスをよりよくブラッシュアップさせていきます。
「就業規則、どうにかしないとな…」
そう思ったら、まずは入力だけでもしてみてください。
そして、私たちのサービスの良かった点と、改善すべき点を、教えてください。
HRbaseは、「働く」をもっと自由にしたい、よい会社をつくりたいと考えるユーザーと一緒に、これからの時代をつくっていきたいと願っています。