「顧問先から、何度も同じ労務用語の意味を聞かれてしまう」
「事務所のスタッフ間で、労務用語の説明内容がずれている」
HRbase PROにはこのようなご相談がたくさんやってきます。社労士先生が対応する労務相談の現場では専門用語が飛び交いますが、聞き慣れない労務の専門用語に対して、何度も説明を求められて困っている先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。
労務用語の意味が正しく伝わらないと、顧問先との会話がスムーズに進まず、業務に支障をきたします。また、事務所のスタッフの説明方法が間違っていた場合、顧問先に誤解を与えてしまったり、トラブルにつながったりするリスクもあるはずです。
そこで今回、社労士先生のそんなお悩みを解決すべく、HRbase PROの編集部がまとめた労務相談で頻出する用語を、ご自由に使っていただけるようにいたしました。
「よく顧問先に説明する労務用語100選」無料ダウンロードはこちら
労務用語を正しく伝えないとどうなる?
たとえば顧問先に『解雇予告手当』って何ですかと聞かれたとき、皆さんはどのように回答していますか?
事務所のAスタッフは、「従業員を解雇しようとするときに支払わなけばならない手当です」と答え、Bスタッフは「従業員を解雇するときに平均賃金の30日以上分を払うルールです」と答えるかもしれません。どちらの回答も決して誤りではありませんが、上記の回答からは次のような誤解が生まれる可能性があります。
▶Aさんの回答「従業員を解雇しようとするときに支払わなけばならない手当です」
・なぜ支払うのか理由がわからない
・いくら払うのかイメージがつかない
・どういった条件を満たしたときに払うのかわからない
▶Bさんの回答「従業員を解雇するときに平均賃金の30日以上分を払うルールです」
・全員に30日分以上を支払うとも読み取れる
・解雇予告日の説明に触れていないので情報が不十分すぎる
・30日未満のケースの説明が不足している
このように、端的に伝えようとすると説明不足になり、顧問先に意味が伝わらなかったり、誤解を与えたりする可能性が高くなります。反対に、長文でだらだらと説明しすぎると、顧問先が混乱してしまい理解が追い付かない可能性も高いでしょう。労務の頻出用語を正しく伝える力は、社労士先生の顧問業務の現場で必須のスキルといえます。
いかに要点をおさえ、正しい情報量で、労務のプロ以外にもわかりやすい言葉で伝えられるかが重要ですね。
HRbase PRO編集部とは?
HRbase PRO編集部とは、社労士向けの労務管理クラウドサービスを提供している、株式会社Flucle内の編集チームです。株式会社Flucleでは、社労士先生の業務を効率化するためのサービス開発や、マーケティング支援をしています。
HRbase PRO編集部の特徴
HRbase PROは単なるシステム提供で終わらず、社労士先生が労務コンサルティングなどに集中できるよう、さまざまなサポートを行うことをミッションとしています。
その中に「HRbase PRO編集部」の活動があります。
・社会保険労務士、弁護士による記事・用語の監修
・労務コンサルティング15年以上のプロフェッショナル在籍
・人事領域に詳しいプロの編集者、Webライターが複数名在籍
HRbase PROは、社労士先生に代わって多数の労務コンテンツを作成していますが、内容だけではなく記事の表記マナーにもこだわり、トンマナシートに沿って文章をととのえています。
編集部のこだわり、トンマナシート
トンマナシートとは、社内のさまざまなメディア・媒体で表記揺れが起きないよう、表現方法をルール化したものです。スプレッドシートは随時更新され、コンテンツ作成にかかわるメンバーでルールを共有できるようになっています。
特に労務の現場では、似たような用語が飛び交います。執筆者によって表記が揺れると読者は混乱しますから、混同しやすい言葉、たとえば「従業員代表」と「労働者代表」、「みなし残業制」と「固定残業制」などは明確に使っていい言葉を決めています。
よく顧問先に説明する労務用語100選の内容と使い方
今回は、このスペシャルチームが60時間をかけて作成したトンマナシートより「よく顧問先に説明する労務用語を100、選出しています。
一例をお見せします。
用語 | 労使委員会 | 従業員の過半数代表者から任期を決めて指名された従業員(労働者代表委員)と企業の代表委員(使用者代表委員)で委員会を構成し、労働条件(賃金、労働時間など)について話し合います。労使委員会は従業員の代表者2名と、企業の代表者2名の合計4名以上で構成します。労使委員会で決まった内容は記録をし、3年間保存しなければなりません。 |
書類 | 健康保険傷病手当金支給申請書 | 傷病手当金の手続きを行うときに使う書類です。
傷病手当金は、業務外の理由による病気やケガで仕事ができず、企業から給与の支払いがないときに、健康保険から生活保障として支給される手当です。 |
今回は、少しでも社労士先生の業務を効率化していただきたいという思いから、ほんの一日ではありますが無料ダウンロードでご提供いたします。使い方に制限はありませんので、印刷して持ち歩いたり、コピペして労務相談に利用したりと、自由にご活用ください。
また、スタッフ間で共有し、事務所独自の用語やトンマナを書き加えて「オリジナルシート」に成長させていただくことも可能です。
▶POINT
・本資料は、顧問先に説明することを想定とした文章表現になっています。よくある労務用語集(辞典タイプ)のような固い表現は避けて、読みやすさを重要視しています。
・HRbase PRO編集部、複数名が監修して、表現にこだわり作成しています。
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HRbase PROは社労士先生の事業成功を支援しています
最後に、HRbase PROの思いをご紹介させてください。
HRbase PROは株式会社Flucleが提供する労務管理クラウドサービスです。システム内には、社労士先生が顧問先からよく聞かれる質問への回答文を、テンプレートとして550個以上プリセットしています。その他にも、旬な労務ニュースや法令等の改正情報を記事化し、ワンクリックで顧問先に配信できる仕様となっています。
「業務が忙しく労務コラムを書く時間がない」「複数の顧問先とコミュニケーションをとりきれていない」といった悩みを解決するために、ぜひHRbase PROをご活用ください。
HRbase編集部が、顧問業務の質の向上をサポートします
「顧問先に伝えたいことはたくさんあるけど、うまい言葉表現が見つからず苦労していました。HRbase PROには、労務の知識が豊富な編集チームがあるので、信頼性も高いです」
HRbase PROをご利用中の先生からは、上記のようなお声をいただく機会が増えました。
編集部の地道な取り組みが先生たちのご負担を減らしているのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
HRbase PROのシステム内でどのようなコンテンツが配信され、どのように顧問先に送信できるのか気になった先生は、一度お問合わせください。画面デモやご導入のご案内をさせていただきます。トライアル・デモンストレーションのお申し込みはこちら
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続きHRbase PROのコンテンツを、労務の現場でお役立てください。
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